内田クレペリン検査は、検査のやり方の説明から本検査終了まで約50分間を要します。
まず、検査のやり方の説明があり、その中で1分間の練習によるウォームアップがあります。その後、1分ごとに行替えをしながら15分間の連続加算作業を行い、5分間の休憩後、もう一度1分ごとに行替えをしながら15分間の連続加算作業を行います。
ドイツの医学者、精神科医エミール・クレペリン(Emil Kraepelin, 1856年2月15日 – 1926年10月7日)は、<5分法>による様々な連続加算作業によって、いろいろな条件が作業量または作業経過に及ぼす影響を研究しました。
いろいろな条件とは、アルコール、カフェイン、悲哀感、注意の分散、抑うつ状態、情緒興奮、緊張、練習効果、練習効果と疲労との関係、練習効果の限界、午前と午後の作業との相違、昼間労働者と夜間労働者との間にみられる相違、食後の作業低下、等々です。
また、クレペリンは、作業経過を決定していると考えられる因子を分析し、緊張、興奮、慣れ、練習、疲労の5因子を提示しました。
これらの成果はクレペリンの主宰する研究機関誌「心理学研究」の中で、「作業曲線」としてまとめられています。
日本の心理学者内田勇三郎(うちだゆうざぶろう、1894年12月15日 – 1966年11月18日)は、クレペリンの作業曲線の検証過程で、様々な試行錯誤によって<25分法>(15分作業-5分休憩-10分作業)による「作業定型」を発見し、内田クレペリン検査を開発しました。
内田クレペリン検査はまず、日本の精神医学会に導入されることとなります。
「作業定型」と受検者の作業曲線との乖離を分析することで、意志障害の診断法としての使用が確立されたのです。
※現在でも日本の医療機関での内田クレペリン検査実施は、診療報酬点数区分D285-2として保険適用されています。
さらにその後の研究・検証により、内田クレペリン検査は<30分法>(15分作業-5分休憩-15分作業)に改められ、意志障害の診断にとどまらず、受検者の「仕事ぶりの一般的な特性」を推定するために広く使われるようになり今に至っています。
海外での外国人採用にも日本国内の日本人採用と全く同じように使用することができる作業検査法適性検査・パーソナリティ検査
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