内田クレペリン検査と「パーソナリティ」

内田クレペリン検査は、もともとはパーソナリティ検査として開発された心理テストではありませんが、<25分法>(15分作業-5分休憩-10分作業)とその後の<30分法>(15分作業-5分休憩-15分作業)の作業曲線と、受検者の臨床像との相関を研究した結果、作業曲線の特徴から受検者の性格や行動を予測できることがわかり、パーソナリティ検査としても使用されるようになりました。

主に日本国外で使用されている内田クレペリン検査のオンライン判定※では、受検者のパーソナリティの特徴を「行動や性格にかかわる5特性」で表現します。

※検査の実施は従来どおり検査用紙と鉛筆を用いますが、判定をオンラインで行うことで、現地に判定員を置いたり、検査用紙を日本に送ったりする必要がありません。

行動や性格にかかわる5特性

  1. 発動性
    ものごとへのとりかかりや環境への順応に関する特性
  2. 柔軟性
    気分の変化やものごとへの対応の柔軟さに関する特性(従来判定の可変性の一部)
  3. 敏感性
    内面の敏感さや感受性に関する特性(従来判定の可変性の一部)
  4. 耐抗性
    ものごとに取り組む粘り強さやこだわりに関する特性(従来判定の亢進性)
  5. 回復性
    疲労からの回復や持久性に関する特性

それぞれ、その特性の傾向がもっとも低い段階から「不足(--)」「やや不足(-)」「中程度(なし)」「やや過度(+)」「過度(++)」の5段階で評価します。

基本指標では同じゾーンに評価された受検者でも、この特性でみると、別のパーソナリティ傾向が見えてくるでしょう。

ここで注意しなければならないのは、作業量と同様に、「不足」や「過度」が良し悪しを表しているわけではないと言う点です。
その性格・行動特性が求められる状況であれば「適材」という判断になりますし、そうでなければ「ミスマッチ」ということになります。
どのような性格・行動特性であっても、場合によって長所にも短所にもなりうるということです。

「行動や性格にかかわる5特性」早見表

不足方向 過度方向
発動性 長所 : じっくり・芯が強い・しっかりした
短所 : 気乗りしにくい・えり好みが強い・我を張る
長所 : とりかかりが素直・新しい環境への適応が早い
短所 : 軽はずみ・その場限りの・気配りが過剰
柔軟性 長所 : 落ち着きがある・着実な・平然とした
短所 : 行動がマイペース・無関心・感受性が乏しい
長所 :行動に柔軟性がある・感受性豊か・表情豊か
短所 : 波が出やすい・調子いい・変わりやすい
敏感性 長所 : 状況を敏感に察知する・気配りをする
短所 : ムラが激しい・過敏・動揺しやすい
耐抗性 長所 : 無理をしない・あっさりとした・こだわらない
短所 : 粘り強さに欠ける・妥協的・へこたれやすい
長所 : 粘り強い・意志をつらぬく・がんばりがきく
短所 : 自分のやり方にこだわる・むきになる・強引
回復性 コンディション/モチベーション低下の疑い 長所 : 回復力が高い
短所 : 気乗りしにくい(発動性不足と同じ意味合い)・慣れが遅い


海外での外国人採用にも日本国内の日本人採用と全く同じように使用することができる作業検査法適性検査・パーソナリティ検査
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