内田クレペリン検査

『内田クレペリン検査』は、受検者の能力および性格・行動面の特徴を客観的な指標で測定するために最適な、適性検査・パーソナリティ検査です。
『内田クレペリン検査』は、言葉を用いない作業検査法の心理テストです。したがって『内田クレペリン検査』は、母国語や文化に影響されず、海外や外国人採用においても、国内と全く同じように利用いただけます。

内田クレペリン検査とは

『内田クレペリン検査』は、受検者が簡単な一桁の足し算を行い、その結果を元に、受検者の能力および性格・行動面の特徴を測る心理テストです。
『内田クレペリン検査』は、日本で、世界で、官公庁や企業の採用選抜や適正配置、学校での教育指導、そして医療現場での診断材料としてなど、さまざまな場面で活用されています。

日本で年間70万人、世界で年間1万人が受検する、日本を代表する心理テスト

『内田クレペリン検査』は、日本で開発された心理テストのなかでは、もっとも長く使われている検査のひとつで、100年近くにわたって、産業や教育、そして医療の現場で使われ続けています。
それだけ長く、広い分野で使われているということは、『内田クレペリン検査』は、人の心理の普遍的な部分を判定できる検査といえるでしょう。
いまでも日本国内で年間70万人が『内田クレペリン検査』を受検しており、その利用価値は依然として高く評価されています。

そして近年では、『内田クレペリン検査』は日本の代表的な検査という位置づけを超え、アジアを中心に世界に広まりつつあります。多様性が尊重される時代だからこそ、言語や文化的な背景に影響を受けにくく、海外での外国人採用にも使用することができる『内田クレペリン検査』の強みに、あらためて注目が集まっています。

ご利用可能な国と地域は現在、日本+14の国と地域

面接や質問によるテストではわからない面がみえる

『内田クレペリン検査』の最大の特徴は、「作業」だけを使って受検者を測るところにあります。面接や質問紙法(質問を使ったテスト)には、どうしても回答者の意図(主観や自己認識)が入り込んでしまいますが、『内田クレペリン検査』では、受検者の作業に、本人も気がついていないような特徴があらわれます。

受検対象者は、老若男女や使用言語を問いません

『内田クレペリン検査』は、心理テストのなかでも「作業検査法」と呼ばれるジャンルの検査です。
受検者は、簡単な一桁の足し算を1分毎に行を変えながら、前半と後半で各15分間ずつ合計30分間行います(途中5分間休憩)。全体の計算量(作業量)、1分毎の計算量の変化の推移(作業曲線)と誤答から、『内田クレペリン検査』は、受検者の能力面と性格・行動面の特徴を総合的に測定します。

『内田クレペリン検査』は、アラビア・インド数字の一桁の足し算さえできれば、言語を問わず検査が可能ですので、自国民社員と外国人社員とに対して全く同じ検査を実施することが可能です。

  • ネイティブ社員
  • 外国人社員
  • 海外現地社員
  • 技能実習・特定技能・高度人材などの海外派遣人員

判定結果の言語は、日本語のほか、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語が選択できます。
また、「判定結果の見方」は日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語のほか、タイ語、ベトナム語が用意されています。

「能力面の特徴」と「性格・行動面の特徴」が分かります

「知能」や「性格」を測るためには、通常は2つ以上の検査の実施が必要になります。
しかし、『内田クレペリン検査』は、「人が作業(行動)するときの能力」と「その能力を発揮するときの特徴」の2つをまとめて測ることができます。
「能力面の特徴」は知能との相関も高く、受検者が与えられた作業をどれだけ早く処理できるか、効率よく作業がこなせるかを現しています。
一方、「能力を発揮するときの特徴」は、わたしたちが「性格(パーソナリティ)」と呼ぶ特性と重なるところが多くあります。

作業量
作業曲線
誤答

全体の計算量

1分ごとの計算量の変化

足し算の間違い

能力面の特徴
性格・行動面の特徴

作業効率や作業をするときのテンポ

仕事や作業をするときに発揮される持ち味やクセ

働きぶり

適材適所の指標として

業務に必要なポテンシャルと性格・行動面の特徴を把握して、採用、適正配置、組織分析・開発等にお役立てください。

  • 適正採用
    試用期間の無駄を省きましょう。
  • 適正配置
    業務に適した能力と性格・行動面の特徴を見える化しましょう。
  • 昇進昇格
    必要なポテンシャルがあるかどうか測定しましょう。
  • 組織診断
    現状を知り、最適な組織作りを目指しましょう。
  • 安全管理
    人的なリスクを取り除きましょう。
  • メンタルヘルス
    定期的に心の健康診断を行いましょう。

利用実績

延べ5000万人以上の人々が受検し、現在でも官公庁や企業、学校等で、日本国内年間70万人、海外年間1万人の利用実績を誇っています。

官公庁 中央省庁(防衛省、陸・海・空自衛隊、国土交通省)
人事委員会(47都道府県のうち37県で実施)
教育委員会、教育庁(47都道府県のうち26県で実施)
警察本部、消防庁、交通局(47都道府県のうち31県で実施)
企業 ㈱アレフ、持田製薬㈱、本田技研工業㈱、ヤマト運輸㈱、大日本印刷各社、㈱伊勢丹、㈱アルバック、JR他鉄道各社、大同特殊鋼㈱、三菱UFJ信託銀行㈱、㈱ニトリ、㈱はせがわ、西日本製鐵㈱、JEFスチール㈱、綜合警備保障㈱、㈱日能研、日本通運㈱、三菱重工業㈱、セイコーエプソン㈱、コンビ㈱、㈱アグレックス、㈱富士薬品、 ユニオン建設㈱、コーナン商事㈱、大成建設㈱、㈱日立製作所、㈱フランソア、㈱すかいらーく、花王ロジスティクス㈱
ほか多数
その他 医療法人、医療局、社会福祉法人、特別養護老人ホームなど 各種協同組合(外国人研修生受け入れ等)
アジア BTSを始めとするタイ都市鉄道全社、アジア各地の日系工場、フィリピン鉄道学校・船員学校ほか、年間約1万人

BTS社におきましては、2013年からは運転士のみではなく全社で導入いただいております。

タイバンコクを走る高架鉄道BTS社におきましては、2006年に運転士採用に導入、2013年からは運転士だけではなく全社でご利用いただいております。2019年には、MRTおよびARLにも利用が広がり、タイの都市鉄道すべてに導入されました。

受検料金および判定結果

受検料金 1判定につき24US$~
出張実施の場合は別途交通費実費がかかる場合がございます。
また、各販売店では、人材紹介、人事コンサルティング、組織開発等のサービスを合わせてご利用いただけます。
詳細は最寄りの販売店にご相談ください。
判定結果 検査実施から1~3営業日で、PDFファイルの試験結果をeメールにてお届けいたします。
判定結果は、日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)から1言語選択可能です。
  • 【個人の判定結果】
  • 【組織全体の判定結果】
  • 【働きぶり早わかりマップ】

判定モデル

利用目的に合わせて判定基準を選択可能です。
『内田クレペリン検査』の判定結果には、時間当たりの作業量と性格・行動面の特徴が現れますが、これらは国や地域によって平均値が異なります。
特に作業量は、先進国と発展途上国とでは大きく異なりますので、比較対象に合わせた解析を行うために、4つのモデルからお選びいただくことができます。

  • 日本モデル
    日本人受検者の平均を基準としていますので、駐在員や日本国内で勤務予定の外国人にマッチします。
  • 中国モデル
    主に沿岸部の中国人受検者の平均を基準としています。
  • 韓国モデル
    韓国人受検者の平均を基準としています。
  • ASEANモデル
    主に、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーの受検者の平均を基準としています。

内田クレペリン検査のご依頼は、最寄りの販売店にご相談ください。
最寄りの販売店が見つからない、複数の地域での実施をご希望、などの場合はフォームからお気軽にお問い合わせください。

内田クレペリン検査でDX(デジタルトランスフォーメーション)