前回10年前のパスポート更新はタイ国内で行ったので、ビザ関連スタンプの移し替えも簡単だったのですが、今回はパスポート記載の本籍地と現在の本籍地が異なっていたため戸籍謄本が必要となり、日本での更新となりました。
当然新しいパスポートにはタイのビザや滞在許可のスタンプがありませんので、タイへの再入国からスタンプの移し替えまで一連の儀式があります。
タイの入国管理規則は頻繁に変更されますが、現時点での手続きをご参考までにお知らせします。

下記は、Bビザ(ノンイミグラントビザ カテゴリーB)で入国し、滞在許可期間中に再入国許可を取得して、日本に一時帰国している場合です。

まず、更新前のパスポートにどんなスタンプが押されているか確認しましょう。

  • 使用済みビザスタンプ
    タイへの入国資格(ビジネス)が明記され、入国の際にUSED(使用済み)となっています。
  • ビザを使用した最初の入国スタンプ(滞在許可)
    カテゴリーB、90日間の滞在許可期限が記入されています。
  • 滞在許可延長スタンプ
    労働許可(ワークパーミット)を取得すると、それに応じて滞在許可が延長されます。
    (BOI企業の場合は、労働許可と滞在許可の期限は原則同じ日付となります。)
  • 再入国許可
    滞在許可は、出国すると無効になってしまいますので、一時帰国の際には必ず再入国許可(リエントリーパーミット)を取得していなければなりません。

このような状態で、日本でパスポートを更新するわけですが、更新の際は次の2点、気をつけてください。

  • 古いパスポートが処分されてしまわないように、継続所持を希望します。
  • 古いパスポートにはVOIDという文字で穴が開けられますが、タイのビザや滞在許可に関する部分には穴を開けないように依頼します。

パスポートの更新が無事に済みましたら、タイへ再入国してスタンプの移し替えです。

  • 入国審査
    新しいパスポートに替わったことを告げ、古いパスポートの再入国許可を提示します。
    新しいパスポートに入国スタンプ(滞在許可)が押されたら、必ず滞在資格(Non-Re)と滞在許可期限(前回と同じ期限になっているか)を確認してください。
  • 在タイ日本国大使館領事部
    領事から「古いパスポートから新しいパスポートへスタンプを移し替える依頼状」をもらいます。
    申請用紙が備え付けてありますので、必要事項を記入して提出すれば、数十分で受領できます(無料)。
  • 入国管理局(またはワンストップサービスセンター)
    スタンプ移し替え申請用紙に必要事項を記入し、以下書類を添えて申請します。
    • 新旧パスポート原本
    • 新しいパスポートの写真ページのコピー(以下コピーにはサインが必要)
    • 古いパスポートのビザページのコピー
    • 古いパスポートのビザ取得後最初の入国スタンプ(滞在許可)ページのコピー
    • 古いパスポートの最新の滞在許可延長スタンプページのコピー
    • 古いパスポートの最新の再入国許可スタンプページのコピー
    • 新しいパスポートの入国スタンプページのコピー(ワンストップサービスセンターでは不要)
    • TM.6 出国カードのコピー(ワンストップサービスセンターでは不要)
    • 労働許可の期限の記載された書類
    • 必要に応じて再入国許可申請書(4×6cm写真添付)

新しいパスポートには次のスタンプが押され、全部で4ページほど使用されます。

visa1 visa2

  • 古いパスポートからビザが移し替えられた証明
  • 継続する入国資格
  • 古い滞在許可延長許可
  • 使用済みの再入国許可
  • 新しい滞在許可延長許可
  • 新しい再入国許可
このコーナーでは、タイでの経営実務に影響する最新情報を簡易的に提供しています。
法令の適用条件は各企業を取り巻く様々な環境によって異なる場合があり、また法律の改正や新しい勅令・省令・告示等が予定されている場合もありますので、自社への影響や対応は必ず弁護士・公認会計士等の専門家とご検討ください。
専門家に心当たりがない場合はご紹介いたします。お気軽に弊社までご相談ください。